高校生の想いを筆に
愛媛県四国中央市で毎年夏に、書道パフォーマンス甲子園が開催されています。全国から集まった書道家たちがそれぞれの想いを筆に込めて体全体を使ってパフォーマンスを繰り広げます。書道だけでなくダンスや言葉に想いが込められていて見ている観客も感動する素晴らしい大会です。
川之江かみ祭りのイベントとして始まった手作り甲子園
映画にもなった書道パフォーマンスですが、元々は地元の愛媛県立伊予三島高等学校書道部が、地元商店街等などで書道パフォーマンスを行っていたことから始まります。愛媛発祥の文化が全国へ広がった稀有な例だと思いますし、それが高校生であったという熱くなるストーリーが背景にあります。
感動するパフォーマンス
出場する高校は、各地で予選を勝ち抜いた強豪校です。レベルが高いことは当然だと思いますが、見ていて彼女、彼らの動きと描かれる書道を見ていると涙が出そうなほどの感動を覚えます。ひょっとしたらテレビでは伝わらないかもしれない生の感動なのかもしれませんが、高校生が自分たちの想いを筆に込める姿とチーム一丸となって一枚の紙にたった６分間で素晴らしいアートを描き、そこに想いが詰まっているからなのかもしれません。
書道パフォーマンスだけじゃないよ
写真はありませんが、書道パフォーマンスが行われるのは、川之江かみ祭りの時期です。会場は少し離れていますが商店街では、夏祭りが開催されています。以前は商店街で書道パフォーマンが行われていたようですが、会場とお客様との関係で少し離れた場所になったようです。しかしシャトルバスが運行されるなど、街全体で一体感を出そうとする取り組みがなされていてとても好感が持てます。
商店街では、紙の衣装をまとったファッションショーや、紙の街ならではの手作りイベントが盛りだくさんです。十分一日中楽しめるお祭りになっています。それでも高校生の取り組む姿勢には本当に感動しました。（そればっかりですが…）
ぜひ、一度は見てください
会場は大きくはありませんが、駐車場等十分完備されていますし、空調も設備されていて快適に観覧できます。しかも毎年毎年異なるドラマが展開されます。高校生の現状を打破し前に進むんだという想いが伝わって来る本当に良いイベントだと思います。
